<It's very kind of you.>は決まり文句
英語のkind は形容詞。日本語では<親切>が相当するが、修飾用法としては<親切なxx>、叙述用法としては<親切だ>で、よくわからない形容動詞か。名詞形は kindness でこれは<親切>(は)に相当する。したがって<親切>は形容動詞にも、名詞(体言)にもなることになる。
日本では親切があふれており<小さなな親切運動>という社会的な活動まである。これを親切の<押し売り>とは見たくない。
<親切>は中国語由来だが、本家中国では日常会話はもちろん書面語でも<親切>という言葉はまず耳にせず、お目にかからない。では<親切>がないのかというと、日本ほど多くなないが、ある。言葉であらわすと、<親切>ではなく<好人>という具体化した言い方なのだ。<好人>は比較的よく聞く。したがって<親切な人>はいるわけだ。 いわば<You are a very kind person.>。だが頻繁に、日常的に使われるわけではない。中国には<親切な人>が少ないわけではないだろうが、良くも悪くも下心(したごころ)ない、純粋の善意の親切は少なく、したがって<親切の押し売り>も少ない、と私は見る。下心(したごころ)の方が優先してしまうためか?
<親切心>に相当する<好心>、<好意>という言葉があるが、これまた日常はもちろん書面語でも耳にせず、お目にかからない。<不好意思>は広東語由来だが普通話でも<軽い><対不起>としてよく使われるようになっている。<軽い><もうしわけない、すみません>だ。だが、<不好意思>は文字通りでは<親切でない>だが、これは何のことか?<親切>の定義らしきものは<他人の立場に立って、こまっている時に助ける>で、<不好意思>は<他人の立場に立っても、こまっている時に助けられない>気持ちの表現とすれば説明がつく。
<没意思>、<没有意思>はこれまた別で
第一義: boring
例如:悶在屋里没意思, 出来走走吧。
第二義: uninteresting
没有趣味
例如:这小説写得真没意思。
それでは interesting は<趣味>かというとそうではなく、すくなくとも日常語では<有趣>。<有趣>は日本語感覚では名詞のようだが、<xx有趣>で形容詞になる。一方修飾語の場合は<有趣的xx>となるようだ。
それでは interesting は<趣味>かというとそうではなく、すくなくとも日常語では<有趣>。<有趣>は日本語感覚では名詞のようだが、<xx有趣>で形容詞になる。一方修飾語の場合は<有趣的xx>となるようだ。
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