Friday, May 28, 2010

Du fehlst mir. or I LOVE YOU - 2


英語  I love you. 構造 xxはxxを+他動詞

日本語 私はあなたが好き。 構造 xxはxxが+形容詞

最近(2010夏)ドイツ語を学習していたら次のような表現を辞書で見つけた。


英語 I miss you.

1) Ich vermisse dich.

2) Du fehlst mir.

1) は英語の直訳。

2)fehlen (fehlst)は to miss、to be missing <あってほしい(あるべき)ものがない>で、<あなたがいないとさびしい>というよな意味になり、<私はあなたが好き(あなたがいないとさびしい)>に近くなる。


sptt

Friday, April 23, 2010

日本語の助動詞


A. 助動詞の定義

助動詞の定義は簡単ではない。 というのは、言語や学者によっていろいろな定義があるからだ。 また、ある定義をすると必ず例外が出てくる。 以下は定義の代わりに日本語の助動詞の現状を述べる。


B. 使われ方

1. 頻繁に使われる。 特に文章より口語で。 助動詞を用いない言い方もある - 名詞や副詞を使う。

2. 本動詞+助動詞の組み合わせで使われる(”だ”のような例外もある)。 英語では助動詞+本動詞。 英語では一つの句の中で助動詞は一種類かつ一度しか用いられないが、日本語では二つ以上の助動詞がよく使われる(日本語の特徴)。

食べられなかったようだ。 られ-可能、受身、尊敬の助動詞; な-否定の助動詞; た-過去,完了の助動詞; ようだ−推量の助動詞

この様な表現を曖昧とするか、含みが多くて良いとするかは各人の判断次第だろう。


C. 意味

英語などではモーダル(modal)(助)動詞とも呼ばれるように義務、可能,許可、意志、蓋然性、願望,などを表すが、日本語では受身(voice)や過去,完了(tense)も、さらに自発-尊敬(れる、られる)、使役(せる、させる)、伝聞(そうだ)、さらには、断定(だ)や否定(ない)も助動詞で表わす(日本語の特徴)。モーダル(modal)をどう定義するかにもよるが、自発、尊敬、使役も日本語ではよく使われる。断定<だ>や否定(打消し)<ない>はもっと頻繁に使われる。 自発、尊敬、使役も含めてモーダル(modal)(助)動詞を英語と日本語を比べてみよう。 受身(voice)や過去,完了(tense)を表す be や have を助動詞とし、義務、可能,許可、意志、蓋然性、願望,などを表す動詞をモーダル(modal)(助)動詞とわけることもある。

モーダル(modal)(助)動詞

義務 - 英語 should, must + 動詞(原型); 
日本語 ねばばならない、なければならない(二重否定,助動詞ではない)、泳がねばならない、
日本語 べきだ、 (例)泳ぐべきだ。
<動詞連体形+義務(名詞)、必要(名詞)がある>もよくもちいられる。

可能 - 英語 can + 動詞(原型); 
日本語 動詞連用形+(が)できる,泳ぎができる 
日本語   動詞連体形+こと+できる、(例)泳ぐことができる
日本語 れる,られる (可能)  泳げれる ---> 泳げる

許可 - 英語 may + 動詞(原型); 
日本語 てもよい(助動詞ではない)、 (例)泳いでもよい  ---> 泳いではいけない (禁止)
              
願望 - May + 主語 + 動詞(原型) ? - 祈願文。 Want や wish は<+ 動詞(原型)>とはならないので、英語では助動詞ではない
 
意志 - 英語 will + 動詞(modal)(助); 
日本語 動詞終止形、 (例)わたしは(どうしても)泳ぐ; 動詞連用形 + ます 

蓋然性 - 英語 may, might, would, could;
日本語 推量の助動詞、だろう、らしい、ようだ、まい、そうだ(伝聞)、助動詞ではないが <かもしれない>


その他の動詞(英語,日本語)助動詞(日本語)

義務 - 英語 need + to 動詞(原型)、 be necessary to 動詞(原型)。 日本語 (する)必要,義務がある。

願望 - 英語 wish; 
日本語 動詞連用形 + たい, (例)泳ぎたい
(注) wishはwish + 動詞(原型)とはならないので、英語では助動詞ではない。 I wish I could ..... のように subjunctive を導く特殊な動詞。

使役 - 英語 make + sb (somebody) + 動詞(原型)、force + sb  + to 動詞(原型); 

日本語 使役(せる、させる)

許可 - 英語 let + sb (somebody) + 動詞
(原型), permit, allow + sb (somebody) + to 動詞(原型); 
日本語 てもよい(助動詞ではない)、(が)できる

援助 - 英語 help + sb (somebody) + 動詞
(原型), help + sb (somebody) + to 動詞(原型)
英語では to がつくつかないが区分の重要な点で、to がつく動詞はたくさんあるが、to がつかない動詞はかぎられる。 意味に関係なく to がつかない動詞を助動詞とよぶこともできよう。


D. 中国語の助動詞

中国語の助動詞(の分析、解説)は多分に英語文法の影響を受けているようだ。中国語の助動詞は大体英語の(modal)(助)動詞に対応している。

能力の意味を表す助動詞には主に“能(能够)”“可以(可)”, “会”がある。

願望や意志、意欲を表す助動詞には“想”, “要”,  “愿意”,  “肯”, “敢”などがある。

義務や必要、当然を表す助動詞には“要”, “得”, “应该”,  “该”などがある。 
”要”は未来にも使われ(明天要下雨了)多義語だ。“应该”は蓋然性にも使われる。


(特色) 
1) 英語と同じく助動詞+本動詞の組み合わせで使われる。 
  但し、中国語には to に相当する語がなく、かなり自由に動詞+動詞の組み合わせが可能。

2) 一般動詞と違い、了, 过, 着(アスペクト助詞)と一緒には使われない。

E. 問題点

1. 日本語には用言、体言の大区分があるが、助動詞の語尾変化を見ると、語尾変化の多い用言のようなものもあり語尾変化の少ない体言のようなものもある。 助動詞は用言、体言の区分にしたがわない、同じ仲間とみなせない語が助動詞となっている。 助動詞は動詞、用言の仲間とした方がよく、したがって、活用があるべきだ。

日本語に補助動詞の一群がある。 生態的には動詞と助動詞の中間, あるいは助動詞予備軍だ。


F. 助動詞的な動詞

1. 英語

依頼 - 英語 ask (require, request) + sb (somebody) + to 動詞(原型); 

日本語 (する)よう頼む、お願いする

名付け - 英語 call + st (something) + (as) 名詞; 

日本語 ..... と呼ぶ、となずける

維持、保持 remain + 動詞過去分詞(ed) (例) remain seated;

日本語 ..... (ままに)しておく

維持、保持  stay + 動詞過去分詞(ed) (例) stay tuned; 日本語 ..... (ままに)しておく

2. 日本語

日本語に複合動詞(動詞連用形+動詞)、補助動詞(....(し)て+動詞)、の一群がある。 生態的,歴史的には動詞と助動詞の中間,あるいは助動詞予備軍だ。

複合動詞は動詞+動詞(動詞連用形+動詞)で、”無限”の組み合わせ(組み+合わせ)があるが、どんな組み合わせでもよいというわけでわない。

立ちあがる − 立ち下がる(?)
飲み下す − 飲み上げる(?)
転げ落ちる − 転げ上がる(?)

補助動詞は ”て” が先の動詞の後に入るが, 汎用性があり、またこれの続く後の動詞はよく使われる動詞で助動詞的な使われ方だ。

補助動詞 ....(し)て+動詞

.....  (し)てあげる - to do something for you
.....  (し)ておく (準備) - to have (keep) ......ed
..... (し)てある (状態) - to have (keep) ......ed
..... (し)てくる to come, be coming, be becoming (なってくる)
.....  (し)てくれる - to do something for me
..... (し)てしまう - to make something done (finished)
..... (し)てみる (試行) - to try to do
..... (し)てもらう - to make something done for me
..... (し)てやる - to do something for you
..... (し)てゆく - to go, be going, be becoming (なってゆく)

English are also very basic words: be, have, go, come, do, make

−−−−−

以下の語は特に名前や定義がないようだ。

..... (し)に行く (意志、未来) − (し)に行った (過去未来)
..... (し)にくる (意志、未来) − (し)に来た (過去未来)


sptt

Sunday, February 7, 2010

I want you. I need you.


<I want you.>
<私はあなたが欲しい。>


<I need you.>
<私はあなたが要る。>

xxはxxが+形容詞


お茶が欲しいです。

英語の<I want you.>は日本語でどう表現するかと言うと、<私はあなたを欲する。>ではなく、<私はあなたが欲しい。>となる。<欲しい>は形容詞なので、<私はあなたが好き。>と同じ構造(xxはxxが+形容詞)だ。


xxはxxが+動詞


私はあなたが要る。

私は金が要る。


お茶が飲みたい。 最近は<お茶が飲みたいです>もいいことになっている。

旅行がしたい。旅行がしたいです。

中国に行きたい。 中国に行きたいです。



<I need you.>

<私にはあなたが必要だ。>


xxはxxが+形容詞


<私はあなたが必要だ。>と<私はあなたを必要とする。>は構造が違う。<私はあなたが必要だ。><私にはあなたが必要だ。>の<必要>は、<必要は発明の母>のように名詞としても使われるが、ここでは形容詞。一方、<私はあなたを必要とする。>の必要は名詞。<xxをxxとする>と言いう言い方で、<必要なもの>という意味あいで使われている。

<私はあなたが必要だ。>よりも<私にはあなたが必要だ。>が自然だ。<私はあなたが必要だ。>の<私>はまだ主題と言った感じが強いが、<私にはあなたが必要だ。>の<私>は主題と言うよりは補語に近くなっている。<You are necessary for me.>といった感じだ。したがって、<あなた>が強調される。

I love you.


私はあなたが好き。

xxはxxが+形容詞

英語の<I love you.>は日本語でどう表現するかと言うと、<私はあなたを愛す。>では絶対にない。<愛す>は<愛+する>で、中国由来。本来の日本語ではない。愛の表現に中国由来の語を使うと意や心が十分伝わらず、効果がうすい。純日本語の<好く>や<好む>という動詞(他動詞)を用いて、<私はあなたを好く。>とも<私はあなたを好む。>とも絶対に言わない。日本語では<私はあなたが好き。>と形容詞<好き>を使って表現するのだ。<好き>の品詞が形容詞かどうか問題はあるが(<好きだ>、<好きな>で形容動詞となるが、一応形容詞としておく。英語の<I love you.>が主語 - 述語(動詞)- 目的語と簡潔な構造なのに対して、日本語の<私はあなたが好き。>の構造は<主題(私)-助詞 (は)- 主語(あなた)-助詞 (が) - 述語(形容詞)(好き)>とかなり複雑で、助詞をのぞくと、主題(私)-主語(あなた)-形容詞(好き)となり、英語とはかなり違う構造だ。英文法から、<私>を主語と言いたくなるが、形容詞<好き>の主語は<あなた>だ。なぜなら、形容詞<好き>は<私>ではなく<あなた>を修飾しているからだ。わかりにくいのは、<好き>という語(一応形容詞としてあるが<好く>という動詞が連想されてしまう)を用いているからで、<好き>を<好ましい>というもうひとつ形容詞(漢字は同じだが、こちらは<好む>という他動詞からきている)に置き換え、さらに所謂<主題>を示す<私は>を<私について言えば>、あるいはもっと簡潔に<私にとって>とすれば、<私はあなたが好き。>は<私にとって、あなたが好ましい。>となる。この構造は<太郎には妹がいる>の<主題(太郎)- 主語(妹)-動詞(いる(ある))>という構造(動詞は自動詞)と似ており、日本語の構造の特徴だ。ただし、<好ましい>は<好き>とはやや意味が違う。<好ましい>は英語のpreferableの意味に近いが<好き>は適当な英語の形容詞が見つからない。
関係が悪化して、<I hate you.>という場合も<私はあなたを憎む。>ではなく、<私はあなたが嫌い。>とか<私はあなたが憎い(憎らしい)。>と<嫌い>や<憎い(憎らしい)>のという形容詞を使って表現する。<好き>や<嫌い>は感情をこめて発話されることが多いので、<私はあなたが好き。>とか<私はあなたが嫌い。>と主題の助詞<は>を使った事実説明的、客観的、静的な表現より、<は>のない<私、あなたが好き。>とか<私、あなたが嫌い。>の事件報告的、主観的、動的な表現が普通だ。さらに、形容詞は<が>や<は>の助詞を使わなくてよい。むしろ使わないのが本来の用法(空高し、海青し)で、<私、あなた、好き。>とか<私、あなた、嫌い。>とも発話される。ただし、<私、あなた、憎い。>とか<私、あなた、憎らしい>とはあまり言わない。<私、あなたが憎い。>とか<私、あなたが憎らしい。>と<が>を除かないのが普通だ。<憎い(憎らしい)>の英語は hatefulの意味に近いが、<嫌い>は<好き>と同じように適当な英語の形容詞が見つからない。
ところで、<好ましい>や<にくらしい>は形容詞らしい形容詞だが、<好き>や<嫌い>や<憎い>は形容詞か?<好く>や<嫌う>や<憎む>というそれぞれ対応する動詞(他動詞)があので、<赤い>、<大きい>、<安い>といった純粋の形容詞とは違うのは確かだ。動詞-形容詞-名詞の順に並べてみると次のようになる。

好く - (     ) - 好き - 好きさ
好む - 好ましい  - (  ) - 好み
嫌う - (     ) - 嫌い - 嫌いさ
憎む - 憎らしい - 憎い -  憎さ、憎しみ

こう見ると、<好き>と<嫌い>は名詞(動詞の名詞形)ともとれる。<好きさ><嫌いさ>という名詞があるが意味は限定されており、<好き><嫌い>の一般化名詞ではない。<好き>の名詞化は、<好きこそものの上手なり。>とか<好きが高じてxxxxx>にみられる。<嫌い>は<好き>ほど名詞化されていない。<憎む>には<憎らしい>と<憎い>の二つの形容詞があり、<嫌い>と同じく<好き>ほど名詞化されていない。また<憎さ><憎しみ>という名詞がある。
参考のため、その他の一般的な感情表現を見て見よう。

羨(うらや)む - 羨ましい -  (羨み) - 羨むこと  私はあなたが羨ましい。 
恨(うら)む - 恨めしい -  恨み  私はあなたが恨めしい。
惜(お)しむ - 惜しい - 惜しみ  私はあなたが惜しい。
悲(かな)しむ - 悲しい - 悲しみ  私はあなたが悲しい。(ダメ)
楽(たの)しむ - 楽しい - 楽しみ  私はあなたが楽しい。(ダメ)
(      )- 嬉(うれ)しい - 嬉しみ   私はあなたが嬉しい。(ダメ)
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愛する - 愛らしい- 愛 私はあなたが愛らしい。(ダメ)

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ところで、 惚れる(ほれる)という動詞がある。

古語では
頭がぼんやりする。また、年をとって頭がぼける。耄碌(もうろく)する。
例 
「いかなる事出で来む、と思ひ嘆きて、頬杖(つらづえ)をつきて—・れてゐたるを/落窪 1」
現代語も古語も に近い。<自惚れる>も<惚れる>に関連した語。 


sptt

I understand it.


<I understand it.>

<私はそれが分かります。>

xxはxxが+動詞

xxはxxがわかる。

<I understand it.>を直訳すると<私はそれを理解する。>あるいはunderstandにある程度<出来る>の意味が含まれているで<私はそれを理解できます。>となるが日本語らしくない。日本語として自然なのは<私はそれがわかります。>だ。<それ>が<わかる>の主語で、<私>は主題なので<私には>としても問題なく<私にはそれがわかります。>とするとむしろもっと日本語らしくなる。

<私はそれがわかります。>は<私はそれができます。>(I can do it.)と同じ構造だ。<I can do it.>の場合、canという助動詞があって少しめんどうだが、<私にはそれがわかります。>(I understand it.)は英語の方にcanがないため日英の比較がしやすい。<わかる>は<できる>と同様自動詞だ。<わかる>は<分かる>で、もともと自然に<分かれる>の意味だが、<分けられる><分析される><分析できる>の意味に進んでおり、いい日本語だ。<分けて>考えると<分かり>やすくなる。努力しないで自然に<分かる>場合もあれば、努力した後<分かる>場合もある。努力したばあいでも<分かる>は自動詞で<・・・をやっと分かった>とは言えず、<・・・がやっと分かった>となる。<分かった>ときの状況を考えると<分かる>が自動詞であるのがわかるような気がする。<分かる>に至る過程は<考える>で、こちらは<・・・を考える>で他動詞だ。<英語ができる>と<英語がわかる>の意味はかなり近い。ただし<英語ができる>の方が聞いてわかること、読むこと、話すこと、書くことが出来て、all mightyのようだが、<英語がわかる>の方は聞くこと、読むことはできるが、話すこと、書くことは必ずしも出来るとは限らないようの聞こえる。<分かる>が理解の段階でとどまって受身的なのに対して<できる>は能動的な面がある。それでも<できる>は自動詞だ。

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I can do it.


<私は英語ができます。>

xxはxxが+動詞

xxはxxが + できる。

I can do it.>を直訳すると<私はそれをすることができます。>となるが、もっと簡潔に<私はそれができます。>はどうか?これも可能だ。もとの英語が簡潔なので、むしろこのほうがよい。英語と日本語をよく見ると構造がかなり違う。英語は主語の<I>がまず置かれ、canという助動詞を使い、そのあとに本動詞のdo(他動詞)を置き、さらに目的語のitが来る。一方、日本語はどうか?<私はそれをすることができます。>を英語に文字通り直訳すると<Regarding I (me), it can be done.>で何とかなるが、<私はそれができます。>は<Regarding I (me), it can be.>となり、意味が曖昧になる(と言うよりは、意味が違ってくる)。なぜ<it can be>と受身にしたかというと、日本語にcanに相当する助動詞がなく、<できる>という自動詞を代替して使っているからだ。英語の辞書canの訳語(説明)は<・・・ができる>(可能の助動詞)となっているが、<できる>は自動詞なので、文の構成は根本的に違ってくる。日本語にcanに相当する<える>(うる)を使って<私はそれをなしえます。><私はそれをしうる。>とするとすっきりするが、<xxはxxができるほど自然ではない。動詞+<える>(うる)は漢文読みからきているのだろう。
<できる>はもともと<出来る>で、<用事が出来る、<腫れ物が出来る>などのにみられるように、出て来る>、<生まれる(生じる)>が本来の意味だ。意思や意図に関係なく自然に<出て来る>意味だ。ところが、<用意が出来る>、<準備が出来る>などとなると、<自然に><出て来る>というよりは意思や意図が達成される(出来上がる)意味になる。子供が出来る>は意図が達成される場合も意図しない場合も考えられる。<木(鉄、紙、etc.)でできた>も<出て来た>というよりは<出来上がった>の意味だ。<料理が出来る>となると<料理が出来上がる>の意味もあるが、<私は料理が出来る>の<I can kook.>の意味にもある。ただし主語<料理>以外に主題<私は>が加わる。<英語が出来る。>となると<英語が出て来る。><英語が出来上がる。>の意味はない。<私は英語ができます。>は立派な日本語で、英語に直訳すると<I can English.>とでもなるが、英語としては明らかに間違いで、<I can understand (read, speak, write) English.>あるいは<I can manage English.>と可能の助動詞canに(本)動詞を加えないといけない。<I can understand English.>はcanのない<I understand English.>でもよい。Understandにある程度<出来る>の意味が含まれているだ。日本語の構造は、<私>が主題で、<英語>が<できます>の主語なので、さらに日本語の構造にしたがって英語に訳せば、<Regarding I (me), English can be understood.>あるいは<Regarding I (me), English can be managed.>とでもなる。
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