Sunday, February 7, 2010

I understand it.


<I understand it.>

<私はそれが分かります。>

xxはxxが+動詞

xxはxxがわかる。

<I understand it.>を直訳すると<私はそれを理解する。>あるいはunderstandにある程度<出来る>の意味が含まれているで<私はそれを理解できます。>となるが日本語らしくない。日本語として自然なのは<私はそれがわかります。>だ。<それ>が<わかる>の主語で、<私>は主題なので<私には>としても問題なく<私にはそれがわかります。>とするとむしろもっと日本語らしくなる。

<私はそれがわかります。>は<私はそれができます。>(I can do it.)と同じ構造だ。<I can do it.>の場合、canという助動詞があって少しめんどうだが、<私にはそれがわかります。>(I understand it.)は英語の方にcanがないため日英の比較がしやすい。<わかる>は<できる>と同様自動詞だ。<わかる>は<分かる>で、もともと自然に<分かれる>の意味だが、<分けられる><分析される><分析できる>の意味に進んでおり、いい日本語だ。<分けて>考えると<分かり>やすくなる。努力しないで自然に<分かる>場合もあれば、努力した後<分かる>場合もある。努力したばあいでも<分かる>は自動詞で<・・・をやっと分かった>とは言えず、<・・・がやっと分かった>となる。<分かった>ときの状況を考えると<分かる>が自動詞であるのがわかるような気がする。<分かる>に至る過程は<考える>で、こちらは<・・・を考える>で他動詞だ。<英語ができる>と<英語がわかる>の意味はかなり近い。ただし<英語ができる>の方が聞いてわかること、読むこと、話すこと、書くことが出来て、all mightyのようだが、<英語がわかる>の方は聞くこと、読むことはできるが、話すこと、書くことは必ずしも出来るとは限らないようの聞こえる。<分かる>が理解の段階でとどまって受身的なのに対して<できる>は能動的な面がある。それでも<できる>は自動詞だ。

sptt

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