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<見かける>と<見せかける>
続いて<見つける>と<見つかる>のついてチェックしてみる。
<見つける>は<xxを見つける>と<を>をとるので他動詞。一方<見つかる>は<xxが見つかる>で自動詞。
太郎をはなくした財布を見つけた。
なくした財布が見つかった。
特に意識せずに過去形になったが、現在形ではどうか?
太郎をはなくした財布を見つける。
は実際言いそうにないが、日本語の現在形は未来も表すので
太郎をはなくした財布を間もなく見つける。(予言)
なくした財布が間もなく見つかる。 (予言)
でよさそう。
また英語と同じく、現在形は習慣、繰りかえしの言動も表すので
花子は太郎の仕事上のミスをよく見つける。(習慣、繰りかえし)
でいいが
太郎の仕事上のミスが / は花子によく見つかる。
は何か変だ。
太郎の仕事上のミスが / は花子によく見つけられる。
と<見つける>の受身を使うと何とかなりそうだが、翻訳調だ。
なくした財布が間もなく見つかる。
は自動詞で、意思とは関係ない。一方
太郎をはなくした財布を間もなく見つける。
は意思 (この場合、普通は太郎の意思だが、そうとは限らない) が関与していそうだが、これまたそうとは限らない。
英語では<見つける>は to find が相当するが、 意思が強く関与する場合は
to try to find
となる。
Taro tries to find his lost wallet.
意思が強く関与しない場合は
to find
でもよさそうだが
Taro finds his lost wallet.
は何かおかしい。<習慣、繰りかえし>になってしまうのだ。<なくした財布を見つける>のは基本的に一度だけだ。だが
花子は太郎の仕事上のミスをよく見つける。
は成り立つので、発話の内容によるか。
<見つけ出す>、to find out という言い方が、日本語に英語にもある。これはそこそこの意思が含まれているといえよう。
<見つける>関連では
to look for, to be looking for
で<見つけようとする>、<さがす>、<さがしている>となる。
to search という動詞があるが、これは他動詞で
to search something
となる。これも<見つけようとする>、あるいはは<見つけようとしてさがす>で<見つける>が目的のようになっている。
<見つける>は<見る+つける>由来と思われるが、<つける>は<近づける>、<付着させる>、なんとなく<見つける>はそんな感じがある。<見る>対象に<近づいている>、着いている>状況だ。
一方<見つかる>は<見る+つかる>では何のことだかわからない。 <見つかる>は<見つける>の自動詞化だろう。
sptt
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