Thursday, September 3, 2015
音象徴 (Sound Symbolism)-1、
<医療者間で使われるドイツ語隠語の造語法に関する考察> (Bull. Nagano Coll. Nurs. 長野県看護大学紀要資料 4: 31~ 39,2 0 0 2*1 長野県看護大学 2001年12月13日受付、
https://ncn.repo.nii.ac.jp/index.php?... )という論文の中に次のような記載がある。
”
xxxxx.st- で始まる多くの語には,stand, stable, still, stayなどのように「 動かない」という基本イメージ(これは一種の音象徴である)があるので、xxxxx
”
もともとはドイツの sterben (死ぬ)説明のなかにある。
<st->語は英語にもドイツ語にもたくさんある。
「 動かない」という基本イメージ関連では上記のほか
to stack
staff
to stall
to stagnate - stagnant
to stamp
to starve (上記のドイツ語 sterben)
state - status (Latin 語由来)- station - stationary
to stem - stem
sterile
stern
stick
to stick
stiff
to sting
to stitch
to stock - stock
stone (小石は pebble)
stool
to stop
to store - store - storage
stout
stuff
to stumble
to stun
sturdy
<str->にも関連のようなのがあるが、<str->は別語源だろう。
----
「 動かない」という基本イメージがある日本語(の音象徴)は何か?
さ行
しずか
しずしずと
しっかりと
しまって <-- しめる (絞める、締める、閉める、湿る)
た行
立つ - 立てる
溜(た)まる - 溜める
ち(地) - 大地、地球からすると<ち(地)>は漢語だが、<つち(土)>は和語だ。
付く(着く) - 付ける (着ける)
詰まる - 詰める
止まる - 止める
とどまる - とどめる
や行
休(やす)む - 休める
止(や)む - 止める
以上からすると<た行>の語がが多いようだ。
音象徴 (Sound Symbolism)は文法から少し離れるが面白い調査対象なので、しばらく続けることにする。
sptt
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