(voligo) sentiirsi dire というのが出てきたので伊英ネット辞典で調べたら to hear とでてきた。<見る><見える>についてはは相当何度も繰り返し書いているが<聞く><聞こえる>は付随しておまけ程度に調べ、少し考えて書いている。英語の to hear (聞こえる)、to listen (to) (聞く)が参考になるが、 最近再勉強中のイタリア語の<聞く><聞こえる>を調べて見た。
イタリア語の sentire の原意は<感じる>だが sentire で<聞こえる>と<聞く>の意もある。
Collins
Reverso Dictionary
ここでの引用は<聞こえる><聞く>関連のみ。
sentire
ここで to listen to が出てきた。 to listen の<聞こうとして聞く>の意味というより、to listen to music のセットフレーズと見た方がいい。イタリア語は sentire で間に合わせている。
stare a sentire to listen
stare = to stay
これは慣用表現。ついでに stare a 動詞原型 を見ておくと
staremo
a vedere
let's wait and see <satare
a vedere(見る)>も慣用表現だ。直訳はLet's
stay and then see. となる。
ho
sentito dire che... I have heard that ...
<xxxxというのを聞いた。>という表現。英語では<というのを>が省かれる。sentire
dire はあとで取り上げるが、基本的には<言うのを聞く>あるいは<いうのが聞こえる>だ。英語では
to
hear だけで済ませている。だが<to
hear say>という表現はある。
farsi
sentire to make o.s. heard far
は使役。si
は再帰用法の自身の意の代名詞。o.s.
はoneself
の略。ここでは
heard
となっているが
hear
でもよさそう。
ci は<of it>に相当する代名詞。したがって to hear of it の意になる。sente は sentire の三人称単数現在形。だがこれも慣用表現だろう。
以上も慣用表現で英語訳では< senti questa! just listen to this!>を除き hear も listen も出てこない。
per sentito dire by hearsay <聞くところによると>だが私は聞いたことがない。
あとで詳しく検討するが、解説の始めにあるように<聞こえる>、<聞く>に特化した動詞では
がある。sentire
の例文の英訳でも
to
hear と
to
listen がある。命令形はどうも
Listen
(to) になるようだ。だが
sentire
の原意が<感じる>で、<感ぜよ>というのは何か変だ。日本語では<よく聞け!>で<聞く>の命令形。<聞こえる>の命令形は<きこえろ!><きこえよ!>だがまず使うことはないだろ。英語は基本的に
to
hear で<聞こえる>の意だがなぜか他動詞。<xxを聞く>は英語では
to
listen to 。to
listen はなぜか自動詞で、<xxを>では前置詞の
to
が必要。
例文を見る限り<to hear>と<to listen to>は相半(あいなか)ばしている。<to see>やその他の訳もある。したがって<聞こうとして聞く>と<聞こえる>をはっきり分けて感じているわけではないことになる。いやむしろこれを機会に<聞こうとして聞く>と<聞こえる>の区別を見直した方がいい。
例文を見る限り<to hear>と<to listen to>は相半(あいなか)ばしている。<to see>やその他の訳もある。したがって<聞こうとして聞く>と<聞こえる>をはっきり分けて感じているわけではないことになる。いやむしろこれを機会に<聞こうとして聞く>と<聞こえる>の区別を見直した方がいい。
日本語、英語、イタリア語、いづれもとかくややこしい。
日本語
<聞こえる>は<xxが聞こえる>で自動詞。<聞こうとしなくても聞こえてくる>状態なので一種の自然現象。
<xxは聞こえる>とはめったに聞かない/言わない。
<xxが聞こえる>の助詞<が>は重要な働きをしている。<は>と<が>の違いはややこしいが
<が>は初回出(で)もの(こと)について述べる。一方<は>既知のもの(こと)について述べる。
という日本語の文法法則(これはひとことで<文法>だ)がある。これで説明できそうだが、たとえば
またあの音が聞こえる。
だと<が>は<既知のもの(こと)について述べる>ことになる。
またあの音は聞こえる。
は、ごく特殊な状況をべつとして、間違いといっていい。したがて<が>は<聞こえる>と強く結びついていることになる。
雨は降る降るxxx
とい歌があったが、これも効果をねらった言い方で
雨が降る
が普通。
<が>は格助詞としていくつかの用法があり、そのなかに対格(xx
を) の<が>というのがある。
花子はチョコレートが好きだ。
美代子は太郎が嫌(きら)いだ。
の<が>は対格の<が>と言える。
またあの音が聞こえる。
の<が>はこの対格の<が>か?というとどうも具合が悪い。<花子はチョコレートxx>になっらて
わたしはまたあの音が聞こえる。
としても対格の<が>にはなりそうもない。
(xxが、xxのように)私には聞こえる、私に聞こえる - 私はxxを聞く
この用法での<私はxxを聞く>は非日本語的な言い方で、主に翻訳文か効果をねらって小説などの書き言葉ではでてくるが、日常会話ではまれだ。だが
私は音楽を聞く。
私は鳥のさえずりを聞く。
は日本語的な言い方で、間違いではない。これは英語の自動詞
to
leisten に
to
がついた
to
listen to xx
相当で、<聞こうととして聞く>場合。本題はイタリア語の
<to
hear>、<to
listen to>なので、イタリア語を見てみる。
ネット辞書のCollins
Reverso Dictionary の
udire
の解説はごく簡単で訳と1例文でわずか2行で済ませている。<聞く><聞こえる>だけでも10行以上ある
sentire
とは対照的だ。実際にはあまり使われないのか?
udire
Non sai quanto ho desiderato udire queste parole.
You've no idea how I've yearned to hear these words.
<聞きたかった>で<聞こえたかった>はナンセンスだ。だがもっと正確には<聞かせてもらいたかった>。状況はどちらかというと<聞こうとして聞く>なので、listen to these words でもよさそうだが、自分ではコントロールできない希望だからか to hear が使われている。イタリア語も udire が使われるのは同じような状況からか。< udire (to listen to) =聞こうとして聞く>のように単純ではないようだ。
Mi
dispiace... ma mi è capitato di udire.
Sorry,
but I happened to overhear.
<聞いてしまった>より<聞こえてしまった>がいい。
Posso soltanto udire il trambusto intorno a me.
I can just hear the bustle around me.
trambusto, bustle はexcited activity and movement、hustle and bustle, turmoil, confusion で(おお、カラ、バカ)騒ぎ
Perciò desidera udire la tua esibizione.
So he desires to hear your performance.
ここでも<聞きたい>と願望が出てきている。またここも<聞こえたい>はナンセンス。
Voglio udire la verità da lui.
I would hear truth spilled from his mouth.
またまた<たい>だ。どうも udire は desiderare, volere (願望、たい)と相性がいいようだ。これは冒頭に紹介したsentiirsi dire にも言えること(あとで見てみる)で、なにかわけがありそう。
Allora,
caro Bruto, preparati a udire.
Therefore, good Brutus, be prepared to hear.
ここは<聞こうとする>ので ascoltare でもよさそう? だが<聞こうとする>のではなく<聞こえてくる>のを待つのであれば udire か。
鳥の音(ね)が聞こえてくるのを待つ。
はあきらかに<聞こう>としている。したがって<鳥の音(ね)を聞きたい>と言うことになるが普通の日本語は<鳥の音(ね)が聞きたい>となる。この<が>は<xx(し)たい>という言い方につく。
この点をもう少し突っ込んで考えると
日本語の<聞きたい>は
1)聞こうとして聞きたい
2)聞こえてくる(聞こえる)のを聞きたい。こうは言わないが<聞こえたい>の意。
の区別がないといえる。<見たい>も同じ状況だ。
1)見ようとして見たい
2)見えてくる(見える)のを見たい。こうは言わないが<見えたい>の意。
これは日本語の特徴と言えるのではないか?
Therefore, good Brutus, be prepared to hear.
ここは<聞こうとする>ので ascoltare でもよさそう? だが<聞こうとする>のではなく<聞こえてくる>のを待つのであれば udire か。
鳥の音(ね)が聞こえてくるのを待つ。
はあきらかに<聞こう>としている。したがって<鳥の音(ね)を聞きたい>と言うことになるが普通の日本語は<鳥の音(ね)が聞きたい>となる。この<が>は<xx(し)たい>という言い方につく。
この点をもう少し突っ込んで考えると
日本語の<聞きたい>は
1)聞こうとして聞きたい
2)聞こえてくる(聞こえる)のを聞きたい。こうは言わないが<聞こえたい>の意。
の区別がないといえる。<見たい>も同じ状況だ。
1)見ようとして見たい
2)見えてくる(見える)のを見たい。こうは言わないが<見えたい>の意。
これは日本語の特徴と言えるのではないか?
Sappiate
solo che i Cavalieri del Ni non possono udire
questa parola.
Suffice to say, it's one of the words the knights of Ni cannot hear.
<聞くことができない>と<聞こえない>は微妙に、あるいは大きく違う。<聞くことができない>は<聞かせてくれない>(不許可)の意があり、(聞こうとしても、聞きたくとも)<聞くことができない>のだ。<聞こえない>にはこの不許可の意がない。
Suffice to say, it's one of the words the knights of Ni cannot hear.
<聞くことができない>と<聞こえない>は微妙に、あるいは大きく違う。<聞くことができない>は<聞かせてくれない>(不許可)の意があり、(聞こうとしても、聞きたくとも)<聞くことができない>のだ。<聞こえない>にはこの不許可の意がない。
Ho
potuto udire
Bennet Drake... mentre spirava.
I
could hear
Bennet Drake as he died.
spirare は自動詞として to expire 意外に (morire) to expire ⧫ pass away の意がある。他動詞では (vento) to blow (odore, emanare)
これはどういう意味か?
spirare は自動詞として to expire 意外に (morire) to expire ⧫ pass away の意がある。他動詞では (vento) to blow (odore, emanare)
これはどういう意味か?
次に ascoltare を見てみる。
ascoltate
discorso は 講義、話
mi stai ascoltando? are you listening to me?
この英語は聞いたことがない。イタリア語の直訳か。英語では Do you hear me ? という簡潔な言い方がる。Do you hear me talking ? でもいい。 Do you hear my taking ? でもいいか?一方 to listen の方は Listen to me. がよく使われる。
ascoltare qn parlare/cantare to listen to sb talk/sing
これも上に同じ。この英語は聞いたことがない。 to hear sb taking / singing が普通だ。
ascoltare qn con un orecchio solo to half listen to sb
イタリア語の慣用表現だろう。orecchio は耳。un orecchio で<ひとつの耳>
ascoltare il consiglio di qn to listen to o heed sb's advice
ascoltare la messa/una lezione to attend Mass/a class
ascoltare un testimone (Dir) to hear a witness
Deve
ascoltare quello che le dico.
Posso
aiutare, o almeno ascoltare.
I
can help, or at least listen.
Io non ripeto... quindi dovete ascoltare.
Io non ripeto... quindi dovete ascoltare.
[Pats
down pockets] I do not repeat, so you must listen.
Camilla...
vorremmo ascoltare ancora la tua solita canzone.
Camilla, we would like to hear your songs, as we always do after lunch.
ここでは hear をつかって訳されている。 would like to との相性だろう。
Camilla, we would like to hear your songs, as we always do after lunch.
ここでは hear をつかって訳されている。 would like to との相性だろう。
Dobbiamo
ascoltare il resto di quel discorso.
We need to hear the rest of that speech.
ここでも hear をつかって訳されている。これはなぜか?今度は speech との相性か?
We need to hear the rest of that speech.
ここでも hear をつかって訳されている。これはなぜか?今度は speech との相性か?
È stato straordinario ascoltare alcuni interventi.
It is extraordinary to have listened to some of the contributions.
intervento m (plural interventi)
これはどういう意味か?
Pertanto conviene ascoltare chi più è stato offeso.
Therefore, we shall listen to him who has been most offended.
Pertanto conviene ascoltare chi più è stato offeso.
Therefore, we shall listen to him who has been most offended.
Dovevano
ascoltare Maurice Chevalier tutto il tempo.
To
have to listen
to
Maurice Chevalier sing so much
ascoltare
はshall,
dovere, nust と相性がいいようだ。
さて今度は始めにもどって sentre を調べてみる。
もとの意味は、基本的には<感じる>だ。そして他動詞。<xxを感じる>の意。
non
sento niente I can't feel a
thing
以上は大体<xxを感じる>でいい。<感じる>は日本語化しており、日常頻繁に使うが、もとは漢語<感>+<ずる>で漢語由来。大和言葉では<xx をおぼえる>(寒さをおぼえる)、<xx をもよおす>(吐き気をもよおす)があり、これらも<感じる>と同じく他動詞だ。だが<聞こえる>、<見える>と同じく、あるいはもっと進んで積極的に<感じようとして感じる>ケースは少ないといえ積極的には<感じようとしないで><感じる>、いいかえると<(xxが)感じられる>が格段に多い。
以上は大体<xxを感じる>でいい。<感じる>は日本語化しており、日常頻繁に使うが、もとは漢語<感>+<ずる>で漢語由来。大和言葉では<xx をおぼえる>(寒さをおぼえる)、<xx をもよおす>(吐き気をもよおす)があり、これらも<感じる>と同じく他動詞だ。だが<聞こえる>、<見える>と同じく、あるいはもっと進んで積極的に<感じようとして感じる>ケースは少ないといえ積極的には<感じようとしないで><感じる>、いいかえると<(xxが)感じられる>が格段に多い。
これは再帰動詞(si)+使役(fa)用法でイタリア語だけではわかりにくい。再帰動詞(si)+使役(fa)+
sentire は<自分自身に感じさせる>とでもなる。
英語にはこの用法がないので、英訳はいわば意訳だ。なぜ<自分自身に感じさせる>のようなややこしい表現をするかというと、<感じる>はだいたい<感じようとしないで><感じる>からで、そうすると誰かが(何かが)<感じさせようとしないといけない>。そしてそれが感じる人(感じさせられる人>自身に及(およ)ぶのだ。<及(およ)ぶ>は自動詞で<xxがyyに及ぶ>と使うが、意味的には他動詞<xxをおぼえる>、<xxをもよおす>とにたような作用がある。
dice sempre quello che sente he always says what he feels
味を感じる - 味わう
匂い(臭い)を感じる - 嗅(か)ぐ
で日本語は細分化している。英語も to taste、to smell と細分化しているが、さらに
This tastes good.
This
smells good.
例文を見る限り<to hear>と<to listen to>は相半(あいなか)ばしている。<to see>やその他の訳もある。したがって<聞こうとして聞く>と<聞こえる>をはっきり分けて感じているわけではないことになる。
sentirsi (再帰用法)
再帰用法はいくつかの用法がある。
a.b. は自分にもどってくる用法。
非再帰用法も再帰用法も英語では to feel ですましているが、イタリア語では大きな違いがある。
非再帰用法(sentire は他動詞)
大体外界の物理的な量の<感じ、perceotion>
再帰用法
大体自身を通じて(通して)の<感じ>。
<したい>、<したくない>慣用的な言い方だ。
c.は主語が複数で<互いに>の用法だが、例は慣用的な言い方だ。
(voligo) sentiirsi dire
Vorrei sentire cos'ha da dire in proposito il Presidente della Banca centrale europea.
I would like to hear the President of the European Central Bank's comments on this.
E se ti dovessi sentir dire qualcosa sui Mai in pubblico, di nuovo, ti strapperò la laringe personalmente.
And if I ever hear you bring up anything about the Mai again in public, I will personally rip out your larynx.
strappare = to tear to rip 切れ切れにする、破いて細かくする(粉々にする)
laringe - larynx 喉(のど)
E non mi voglio sentir dire che devo andarmene in giro a trovare un'altra.
And I don't need you telling me that I should go out and find someone else.
mi voglio sentir dire = to want to hear you (your) telling me
<君が言うのを聞く>という言い方。しかも願望<たい>。
Tuttavia, vorrei sentire cos'ha da dire in sua difesa.
And yet, I would hear his defense.
これも願望<たい>。
La
stampa deve sentire
cosa ha da dire
in
merito la Casa Bianca...
The
press needs to hear
from the White House... fro
sptt
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