別のブログ<やまとことばじてん>の方で、最近<やまとことばの Yes と No>というタイトルのポストを書いた、そのなかで
”
一方(Yes の)<そうだ>の<そう>は、いわゆる<こそあど語>で
こうだ
そうだ
ああだ
どうだ ?
の<そうだ>。上の四つは言い換えると
このようだ
そのようだ
あのようだ
どのようだ ?
と書いたので、忘れないうちに検討しておく。助動詞<だ>については<うたがわしい>助動詞として、かなり以前にポストを書いたことがある。
断定、指定の助動詞<だ> June 2013 (* 末尾注)
ここでは話を簡単にするため<だ>を思い切って大和言葉の<定める>、<定めの>助動詞としてみる。<定める>はここでは英語の to identify に近い意味だが、自己同一化ではなく、一対一の対応を定めるといった意味。 (注3)
(注3)
(注)で書き加えるといった重要度の低いことではないが(詳しくは別途検討予定)、断定、指定に似通った<定>のつく語はけっこうある。確定、規定、決定、定義、判定、(さらには意味はやや限定されるが、評定、約定、固定、そして限定)などは断定、指定を大きな間違いなしで置き換えることができる。(意味はやや限定されるが、評定、約定、固定、そして限定がある。)
ということは、<断定、指定の助動詞>という言い方は、かなり曖昧ということになる。<定>にこだわれば、肯定(.....である)、否定(.....(で)ない)、未定(まだ.....(で)ない)がある。<ない>は否定(打ち消し)の助動詞。さらには仮定、推定、想定、予定、暫定があり、仮定は仮定形というのがあうが、<らしい>は推定(推量)の助動詞。想定は仮定に近い。予定(だ、する)は英語の助動詞
will
に近い。暫定はやや込み入っており<とりあえず.....しておく>という言う意味だ。仮定、推定、想定、予定は<定>の字が使われているが文法的な意味での<定>ではない。<仮定法>や英語にはないが他の欧米語のある<接続法>の世界だ。
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