Sunday, September 28, 2014

ドイツ語の接頭辞(prefix)- 11 <los->


ドイツ語の接頭辞(prefix)の第11弾で<los->について検討する。相良独和大辞典の解説は<前綴>(接頭辞)が出てこず


合成用語。動詞の前に置かれて分離動詞をつくる。”分離、解放;目標、方向、突進、突破、出現、開始” などを意味する。


となっている。 前回のポストで


los-  は英語の to lose(動詞)、loose (形容詞)の意で、分離、離脱の意もあるが、それ以上に<xx からの解放>の意の用法が多く(別途検討)、悪いモノ、コトからの分離、離脱であれば良い意味になり(封建制度からの解放)、良いモノ、コトからの分離、 離脱であれば悪い意味になる(秩序からの解放(離脱)=混乱)。



と簡単に解説したが、おもしろい分離動詞をつくる合成用語だ。相良辞典には50個の los- xxen 動詞がでている。<おもしろい>のは基本的に英語の loss、日本語のロス(損、損失)の意がないのだ。



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