Monday, November 19, 2012

かける, 掛ける、懸ける、 駆ける、賭ける、掻く、書く


<かける>は相当にいろいろ違った意味があり、調べるとまるでワンダーランドにはいり込んでしまったような感覚になる。

1.<かる>の<け>に イントネーションがあるもの (東京アクセント)

1)掛ける
2)懸ける
3)駆ける
4)賭ける
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5)掻く
6)書く

<掛ける>と<懸ける>が同類のようだが、他は関係なさそう。<掻く>と<書く>が同類であるのは前回のポストで次のように書いた。


線を<かく、書く、描く>という言い方もあるが、この<書く>は曲者で、漢字で<書く>と書くとなにか文明を感じさせるが、もとはといえば<引っかく>の <掻(か)く>で、<引き><掻く>だ。<書く>と<掻く>は同源だろう。したがって、字を<書く>のも基本的な動作は<引く>だ。大昔は<引っ掻いて> 線や、絵や、字を<かい>たのだ。


ただし、<掻く>も<書く> 上記の<掛ける>、<懸ける>、<駆ける>、<賭ける>とは関係なさそうだだが、本当は深い関係がある。大和言葉のおもしろいところだ。ただし、かなり込み入っている。

1)掛ける <to hook>、2)懸ける <to hang>

 英語ではごく大雑把に <to hook>(掛ける) と <to hang>(懸ける)の区別があるようだ。

to hook  - 何か(鉤のようなものが代表)に<かけて>引く動作。引っかける。自動詞であれば<かかる>、<引っかかる>。<to hook>はなまって、あるいは耳で聞いた発音で日本語では名詞の<ホック>になっている。

to hang  - 何か(鉤のようなものが代表)に<引っかけて>吊り下げる動作。自動詞ではれあば<かかる>、<吊り下がる>。

<ホック>は鉤で<かぎ>と読むが、<かく>の関連語だ。鍵(かぎ)も関連語で<鍵をかける>という。においは鼻に<引っかかる>ので、<かぐ>も関連語か。

<吊り下げる>の反対語は<吊り上げる>だが、魚は<釣り上げる>だ。<吊る>も<釣る>も語源は同じで、何かに<引っ掛け>ないとできな作業、動作だ。これから見ても、<引っかける>さらには<かける>は極めて重要な動詞だ。

したがって、さらに大雑把に見れば、<to hook> も <to hang> も<かける>でよさそうだ。

例文はいくらでもある。

いすに腰を掛ける。 (座るでもよい)
橋を掛(懸)ける。 (座るではだめ。据えるならよさそうだ)
はしごを屋根に掛ける。
屋根を掛ける。

虹がかかる。 (虹は掛けるわけにはいかない。)
雲が山の上に掛かっている。 (雲も掛けるわけにはいかない。)

時計を壁に掛ける。 関連語:掛け時計。
(耳に)メガネを掛ける。関連語:掛けメガネ。
(鼻に)メガネを掛ける。関連語:鼻メガネ。
衣服をハンガーに掛(懸)ける。関連語:衣紋(えもん)掛(懸)け

<かけて(掛けて、懸けて)> 安定させる。 座り(すわり)をよくする。 to sit, to set, to place, to stabilize

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手を掛ける。手を(引っ)掛ける。関連語:手がける。手掛かり。<手をかける>と<手がかかる>とは別の意味。
足を掛ける。関連語: 内掛け、外掛け、足掛かり。
首を掛ける。首が掛かる。(慣用) <首を懸ける(吊るす)>、<首を賭ける>に近い意味にもなる。
命を掛ける。命が掛かる。 <命を懸ける(吊るす)>、<命を賭ける>に近い意味にもなる。
釣り針に魚を掛ける。 釣り針に魚を引っ掛ける。 釣り針に魚が掛かる。

目を掛ける。 (慣用)
お目に掛ける。 関連語: お目に掛かる。
 xxを鼻に掛ける。(慣用)
思いを掛かける。 通常<思い掛けない>として使う。
<心を掛ける>はあまり聞かない。 xxを心に掛かける。 通常<心掛け>として使う。
<気を掛ける>もあまり聞かない。 xxを気に掛ける、xxが気に掛かる。 関連語:気掛かり

悪事 (ペテン、わな、いかさま、詐欺)にかける。ペテンにかける(かかる).

病気(風邪、心臓病、etc )にかかる。特別な場合を除き、<病気(風邪、心臓病、etc )にかける>とは言わない。<病気(風邪、心臓病、etc )になる>とも言う。

<かけて(掛けて、懸けて)>、(通常の、正常な)動きを止める、止めようとする。<かけ(掛け、懸け)>られて動きが止まる。いづれにしても、何かを<引っかける>、何かに<引っかかる>感じだ。

<医者にかかる>は少し違う。

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声を掛ける。
気合を掛ける。
号令を掛ける。
気合を掛ける。 <気合を入れる>ではない。
口を掛ける。 (慣用)
目を掛ける。 (慣用)
息を(吹き)掛ける。  <息が掛かる>は慣用もある。
不意打ちを掛ける。

魔法を掛ける。

網を掛ける。 <網にかかる>とは違う。
紐(ひも)を掛ける。 (これは場合によっては、ものがばらばらにならないように<しばる>意がある)
縄(なわ)をかける。
ワナを掛ける。(ワナを<し掛ける>とも言う)
 
賞金を掛ける。

問題を会議に掛ける。
ふるいに掛ける。
はかりに掛ける。

願をか掛ける。
望みを掛ける。

磨きを掛ける。
よりを掛ける。

<かけて(掛けて、懸けて)>何かの効果を得ようとする。 さらに例を挙げて検討を続けてみる。

税金をかける。税金がかかる。
負担をかける。負担がかかる。
重さをかける。重さがかかる。(加わる)
力をかける。力がかかる。
圧力をかける。圧力がかかる。
電圧(電気)をかける。電圧(電気)がかる。

鍵をかける。鍵がかかる。
パーマをかける。 パーマがかかる。
ブレーキをかける。ブレーキがかかる。
エンジンをかける。エンジンがかかる。
電話をかける。電話がかかる。
ラジオ(テレビ)をかける。 ラジオ(テレビ)がかかる。
脅(おど)しをかける。  脅(おど)しがかかる。

上記の<かかる>は状況によって可能とも受身とも自発ともとれる。

効果を得るために何かすることだ。<何かする>とは対象に<働きかける>ことだ。ここが重要なポイント。英語を使えば、最重要動詞は <to apply> だ。 <する>だから<to do>や<to make> でもよさそうだが、<to apply>が適している。作用から効果を得るまでの過程がある。ここがやや複雑なところ。 しつこいようだが、次のようになる。

<魔法をかける>は<魔法にかける>という言い方もある。<かける>の使い方のいい例だ。 英語には to spell という動詞がある。

前述の<医者に掛かる>は<医者に掛ける>ではないが、これだろう。いい効果を期待するのだ。 

力をかけると --> 変位(移動)、変形が生じる。
鍵をかけると --> 戸締りが厳重になる。
パーマをかけると --> 髪が波打つ(美的)効果がでる。その他の効用もあるようだ。
ブレーキをかけると --> 車が止まる。
エンジンをかけると --> 車が始動する。
電話をかけると  --> 離れていても連絡がつく。
ラジオ(テレビ)をかけると --> 番組が聴ける(見られる)。

相手に脅(おど)しをかけると --> やってもらえる。

ある人に魔法を掛けると --> その人をコントロールできる。

次のように見ることも出来る。

力をかける --> 力を用いる(使う) --> 変位(移動)、変形が生じる。
鍵をかける --> 鍵を用いる(使う) --> 戸締りが厳重になる。
パーマをかける --> パーマを用いる(使う)--> 髪が波打つ(美的)効果がでる。
ブレーキをかける --> ブレーキを用いる(使う)--> 車が止まる。
エンジンをかける --> エンジンを用いる(使う)--> 車が始動する。
電話をかける --> 電話を用いる(使う)--> 離れていても連絡がつく。
ラジオ(テレビ)をかけと --> ラジオ(テレビ)を用いる(使う)--> 番組が聴ける(見られる)。
相手に脅(おど)しをかけと --> 相手に脅しを用いる(使う) --> やってもらえる。
ある人に魔法を掛けると --> 魔法を用いる(使う) --> 人をコントロールできる。


用いる(使う)は英語の to use, to utilize, to apply (適用する) が相当する。これは<かける>のかなりの一般化だ。

さらに、ますますしつこいようだが、 次のように見ることも出来る。

力がかからない --> 力が働かない(効かない) --> 効果が得られない。
鍵がかからない --> 鍵が働かない(効かない) --> 効果が得られない。
パーマがかからない --> パーマが働かない(効かない)--> 効果が得られない。
ブレーキがかからない --> ブレーキが働かない(効かない)--> 効果が得られない。
エンジンがかからない --> エンジンが働かない(効かない)--> 効果が得られない。
電話をがかからない --> 電話が働かない(効かない)--> 効果が得られない。
ラジオ(テレビ)がかからない --> ラジオ(テレビ)が働かない(効かない)--> 効果が得られない。
相手に脅(おど)しがかからない --> 相手が働かない) --> 効果が得られない。
魔法がかからない --> 魔法が働かない(効かない) -->  効果が得られない。

少しおかしなところもあるが、これまたかなりな一般化だ。

英語の例

a) <エンジンがかからない>は英語では <The engine does not work.> だ。

b) to apply cream

これは<軟膏(cream)を塗る> こと。目に見えるのは<塗る>ことだが、目的は皮膚の不具合を治すことだ。治るまでには時間がかかる

to apply (force, etc) to get work, function; to make something work

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手をかける。手がかかる。
手数をかける。手数がかかる。
手間をかける。手間がかかる。
時間をかける。 時間がかかる。
てまひまをかける。 てまひがかかる。
金をかける。金がかかる。

以上は<掛ける>、<懸ける>と関係なさそうだが、やはり何らかの成果、効果を得るために時間や手間を使うことだ。<無駄に時間をかける>、<かけた手間が無駄になる>ことはあるが、目的があってこその表現だ。上記のやや長い説明参照。

to use (time, effort) to get something

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水をかける。 水がかかる。雨がかかる。
粉を(ふり)かける。
布団をかける。
カバーをかける。
汁をかける。 かけそば。
 税金をかける。税金がかかる。(こういう見方もある)
(人に)魔法をかける。 魔法がかかる。(こういう見方もある)。

迷惑をかける。迷惑がかかる。
疑いをかける。疑いがかかる。 

ほこりがかかる。

上記の<かかる>の場合は受身(被害)だ。 

以上の例はこれまた<掛ける>、<懸ける>と関係なさそうだ。むしろ、to cover (おおう、覆う)とか<かぶせる>いった感じだ。しかし、上記の悪事や病気からの連想ができないか。

<かけて(掛けて、懸けて)>、通常な、正常な動き、状態を止める。-- >状態を変える。-- >効果を得る。
<かけ(掛け、懸け)>られて通常な、正常な動き、状態をがとまる。-- >状態がかわる。-- >効果を得られる。

いい効果と悪い効果がある。

また、見方を少しかえると、<何かの目標の向かって、何かの効果を期待して、何かをする>。これまたいい効果と悪い効果がある。この場合、大げさになるが to cover (おおう、覆う)というよりは、<空間>を越えて、<空間>を通して何かをして効果を得ることだ。

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この事件の解決はあなたにかかっている。

<xxによる>とは<xxによりかかって>いることだ。 to depend on, to rely on

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あなたはこの事件に(と)かかわっている。

関わる、関連するとは何かに<引っかかって>いることだ。 to related with

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掛け算

英語は multiplication。動詞は<to multiply>。日本では<九九>があり、あまり考えずに計算してしまうが、わりと複雑な計算だ。 この <to multi-ply> に <to ap-ply> の <-ply> があり、ある意味では同根。

興味と時間のある人は下記参照

http://spttejd.blogspot.hk/2012/11/elementary-algebra-in-japanese.html

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かけるの複合動詞

複合動詞を調べてみる。

a) xxかける 

ただし<行きかける>、<言いかける>、<やりかける>の<かける>などの<xxし始める>、もっと正確には<xxし始めようとする>(まだ始まっていない、行きかける)と<xxし始めて、現在進行中>(もう始まっている、やりかける->やりかけの)の意の<xxかける>は除く。

浴びせかける
うなずきかける
押しかける
切りかける
仕かける    関連語: 仕掛け  (ワナを)仕掛ける。 
突きかける
詰めかける
取りかける   関連語:取っ掛かり
投げかける
働きかける
走りかける  <走り><駆ける>ではない 。<走り寄る>に近いが<走り掛ける>はスピードがあるようだ。
話しかける  <言いかける>は普通<言い始める>の意。
吹きかける
振りかける   関連語: ふりかけ
ほほえみかける
見かける
笑いかける 

以上は<引っ掛ける>感じの強いもの(取りかける、見かける)や、<近づく、寄せる>の感じの強いもの(押しかける、切りかける 、突きかける、走りかける )もあるが、総じて、対象に何らかの影響を与える、さらには影響を与えて、さらに何かの効果を得ようとする動き、動作、しぐさだ。
少し前に、<このばあい、大げさになるが to cover (おおう、覆う)というよりは、<空間>を越えて, 通して何かをすて効果を得ることだ。>と述べたが、これと関連する。一昔前の<エーテルを通して力、声、電気、電波>が伝わるような表現が多い。うなずきかける、投げかける、働きかける、話しかける、吹きかける、笑いかけ。特に、<働きかける>はその代表だ。

立てかける
もたせかける

以上は<かけて>安定させるような意味だ。

b) xxかかる

襲いかかる
切りかかる
のしかかる。
飛び(跳び)かかる

降りかかる

以上は<かかる>は対象に急いで、<近づく、寄せる>動き、動作、しぐさだ。

もたれかかる
寄りかかる

以上は<かかって>安定させるような意味だ。

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3)駆ける

 <駆ける>は<走る>で大体(おおむね)代替できるが、<駆ける>の語源は<掛ける>、<引っ掛ける>だ。足を地面に<引っ掛け>て前に進むのだ。車も同じ。タイヤが地面を<引っ掛け>て前に進む。英語で<トラクション>と言うがトラクターの<トラク>、すなわち<牽く、引く>だ。

小さなボートは櫂(かい)で水を<引っ掛け>て前に進む。アヒルは<水かき>で水を<引っ掛け>て前に進む。近代の大きな船はスクリュウで進む。

鳥は空気を<引っ掛け>て前に進むので<空を翔(かけ)る>のだ。ジェット機以前の飛行機はプロペラで空気を<引っ掛け>て前に進む。

いずれの場合にも、 何かに<引っ掛け>て引くことによって生じる力を利用して前に進むのだ。推(お)して進む推進力というよりは引進力、<引っ掛け>進力だ。

<引っ掛ける>は<掻く>と深い関係がある。 5)<掻く>で述べる。

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4)賭ける

金を< 賭ける>場合、その目的は金を増やすことだ。これは<てこの原理>と同じで、労せずして大きな力を得ることと大差はない。<てこの原理>は物理法則で間違いなくはたらくが、金を< 賭ける>場合は原則として<てこの原理>は働かない。物理法則ではないのだ。
命を< 賭ける>場合、その目的は何かを、特に大きな、または困難なことを成し遂げることだ。効果を得るため、または効用を引き出すために何かすることには<かける>のひとつの用法。力(鍵、エンジン、電話、etc )をかける。

5)掻く

<掻く>という運動、動作、しぐさ。英語は to scratch が一部相当するが、大和言葉の動詞<かく>は上の<駆ける>で述べたが、極めて重要な働きがある。

<掻く>はふつう

かゆいところを掻く
あたまを掻く
鼻(鼻の頭)を掻く。

雪を掻く。 雪かき。 屋根に掛かった雪を掻き下ろす。
水を掻く。 水かき。

のようにつかわれるが、<掻く>に関連した複合動詞を見てみよう。

かき上げる (髪)  
かき揚げる (てんぷら)
かき集める (落ち葉、ごみ)
かき入れ時
かき切る --> かっ切る (口語) (のどをかっ切る)
かき曇(くも)る
かき消す
かき込む (ご飯)
かきさらう --> かっさらう (口語)
かき捨てる (ごみ、恥)
かき出す (雪、かまどの中の灰、耳垢)
かき立てる (意欲をかき立てる)
かきのける (ひと)
まきはらう --> かっぱらう (口語)
かき混ぜる
かき回す   かきたまご -scratched eggs ではなく scrambled eggs
かき乱す
かきむしる (髪)
かき寄せる ((落ち葉、ごみ)
かき分ける (人ごみ)
一回の<掻く>動作、2-3回の<掻く>動作、速く連続した<掻く>動作がある。

その他では次のような表現がある。

いびきをかく。
汗をかく。
恥をかく。
べそをかく。
欲をかく。 (欠くではない)

以上はすばやい運動、動作、しぐさではなく、直接<掻く>とは関係なさそう。別途検討。

さらには、

敵の裏をかく ?
あぐらをかく ?
嘘(うそ)をかく。 普通は<嘘をつく>、嘘つき、<嘘を言う>か。?

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6)書く

<掻く>との関係ははじめの方に書いた。


2.<かける>イントネーションがとくにないもの。(東京アクセント)

<欠ける>は<ない>、<たりない>(不十分)、一部がこわれてない(ガラスがかける)の意だ。xx に欠ける。xx が欠けるの用に使う。自動詞。他動詞は<欠く>だ。 1.の<かける>、<かく>とは根本的に違うような気がする。

<かくす>、<かくれる>は同源だろう。



sptt


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