<つく>は多義語でかなり前のポスト
<つく>(突く、着く、付く )について ( Nov 10, 2012) で
突く
着く
付く 自動詞、関連語:他動詞 付ける
就く (任務に就く)
尽 く 、関連語:尽きる、尽くす
憑く (もののけが(とり)つく)
搗く (こめ、もちなどをつく)
点く (火がつく、電気がつく)
漢字を使うと意味が違う、あるいは微妙に違うようだが、大和言葉としての<つく>はかなり大雑把な動詞、よくいえば、かなり一般化、抽象化された語だ。もとの大きな意味は共通している(同源とか同根というが、いわば<ur- つく>だ)。<ある場所にに近づく、近づける>といったような意味だ。
”
と書いている。さて、よく使われるものを自動詞と他動詞に分けてみる。
着く 自動詞 東京に着く、小包が着く、まもなく東京に着ける (可能) 、車を壁に着ける (車を壁に近づける) (他動詞)
付く 自動詞 汚れが服に付く、汚れを服に付ける (他動詞)
就く 自動詞 任務に就く、任務に就ける (可能)、太郎を任務に就ける (他動詞)
点く 自動詞 火がつく、電気がつく、火を / 電気をつける (他動詞)。<点 (つ) く>はいかにも当て字だ。
突く 他動詞 槍を突く、壁を槍で突く、この槍は壁を (が) 突ける (可能)
<突く>は<つく>でもイントネーションが違う。
もちをつく 他動詞 (太郎は) もちがつける (可能) もちがつける (自動詞) もちがつけた、もちがつき上がった、もちができ上がった
まりをつく 他動詞 (花子は) まりがつける (可能)
杖 (つえ) をつく 他動詞 (その老人は) 杖がつける (可能)
息をつく 他動詞 これでやっと息がつける (可能)
以上の例では、自動詞では<xく>が<xける>で可能、他動詞になる。 一方、当然だが他動詞<xく>の<ける>による他動詞化はない。これらは規則といえる。
<可能>は
<五段活用 -> 下一段活用>変換による可能動詞化
というのがあり、以上の例ではこれがあてはまる。
また<可能>は普通はに<誰だれがxxできる>で、人が主語、主体になる。だが例外もある、
塩は水に溶 (と) ける。
これまた<だが>だが、この<溶ける>は他動詞<溶く>の自動詞化ともいえる。
もちをつく 他動詞 (太郎は) もちがつける (可能) もちがつける (自動詞) もちがつけた
の<もちがつける>の<つける>も他動詞<つく>の自動詞化といえる。
sptt
No comments:
Post a Comment