<ぶらさがる>は自動詞で擬態語と思われる<ぶらぶら>+<下(さ)がる>だろうが、<ぶらさげる>という他動詞もあり、れっきとした動詞だ。英語では to hang が相当するが to hang は自動詞にも他動詞にもなる便利な動詞だ。もっとも普通の日本人にとって<ぶらさがる>、<ぶらさげる>が不便というわけではない。
吊革(つりかわ)にぶら下がる 。
子供が吊革(つりかわ)にぶら下がって遊んでいる 。
なら
洗濯物が(ハンガーで) 竿にぶら下がっている。
に似ているが
私は吊革(つりかわ)にぶら下がっている。
はどうか?このようにはまず言いそうもないが、正しい日本語だろう。さてこの<ぶら下がっている>、<ぶら下がる>は自動詞だろうか?
to hang 相当のイタリア語は Reverso Dicotionay をコピー、ペイストすると
pendere
vi, (aus avere) (自動詞)la lampada che pende dal soffitto the lamp that hangs from the ceiling
pendere dalle labbra di qn to hang on sb's every word
ペンダントは pendere の関連語だ、ペンダントが首からぶら下がっている。ペンダントを首からぶら下げている。
appendere
vb irregappendere (a) to hang (on o up)
dove posso appendere il cappotto? where can I hang my coat?
appendersi a qc to hang on to sth
sospendere というのもある、
vt irreg (他動詞)sospendere un lampadario al soffitto to hang a chandelier from the ceiling
la partita è stata sospesa the match was suspended
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以上のうち appendersi vr
はイタリア語の特徴の一つである再帰動詞( vr = verbo reflessivo) になる。つまりは<自分自身をぶらさげる>で、<私は吊革にぶら下がる>の<ぶら下がる>は実際<自分自身をぶらさげる>で自動詞とはいいがたい。<(わたしが)自然にぶらさがる、ぶら下がっている>わけではないのだ。また
pemdere vi, (aus avere) (自動詞)
となっているが、これは普通自動詞は受け身や複合過去形を作るときに助動詞の essere を使うが pendere は自動詞だが、他動詞と同じよう助動詞の averee をが使われる、ということ。つまりは純自動詞ではないにだ。こういう自動詞のは pendere だけでなくほかにもにけっこうある。
英語、日本語、イタリア語を比べてみると
I am hanging from a strap.
私は吊革にぶら下がっている。
pendo dalla (maniglia a pendaglio)
mi appendo alla (maniglia a pendaglio)
イタリア語は実際こう言うか未確認。自/他動詞以外に前置詞のda と a の違いがある。
英語は
I am hanging myself from a strap.
日本語は
私は身を吊革にぶら下げている。
となるがこうは言わないだろう。
sptt
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