Friday, October 24, 2025

<なる ー ねる>動詞

 
<なる ー ねる>動詞

これまでのポストのチェック例

xxむ ー> xxまる ー xxめる
xxく ー> xxかる ー xxける
xxす ー> xxさる ー xxせる
xxつ ー> xxたる ー xxてる

にしたがって

xxぬ ー> xxなる ー xxねる

をチェックしてみる。チェックしてみるとわかるが<xぬ>、<xxぬ>動詞はきわめて少ない。<xぬ>、<xxぬ>は古語、文語では完了の助動詞<ぬ>の終止形、否定の助動詞<ず>の連体形が<ぬ>になり、まぎらわしい。末尾参照。

xぬ

<死ぬ>例外中の例外と言える。この<死ぬ>の起源はよくわからない。中国語<死>の発音は<sǐ、ス>で、関連があろう。<死す>、<死する>は漢語の<>+す、>+する。一方<死ぬ>の<>は当て字になる。
 

来 (き) ぬ - 来た   夏は来ぬ  完了の助動詞<ぬ>の終止形

来 (こ) ぬ人 - 来ない人 否定の助動詞<ず>の連体形

せぬもの ― しないもの 否定の助動詞<ず>の連体形

見ぬとき ― 見ないとき  否定の助動詞<ず>の連体形

 

xxぬ

重 (かさ) ぬ(古語) 重 (かさ) なる 自動詞 ー 重ねる 他動詞
連ぬ (つら) (古語) 連 (つら) なる  自動詞 ー 連ねる 他動詞

 

xなる

成 (な) る
鳴 (な) る

うなる

がなる ―がなりたてる


xねる

寝 (ね) る
練 (ね) る

うねる

かねる 兼ねる
くねる
こねる
ごねる

すねる

つねる
どなる

はねる
ひねる

まねる

 

xxなる

異 (こと) なる
重 (かさ) なる (*)
連 (つら) なる (*)


xxねる

あぐねる
おもねる (阿る)

重 (かさ) ねる (*)
くすねる

損 (そこ) ねる    損なう
尋 (たず) ねる
訪 (たず) ねる
束 (たば) ねる
連 (つら) ねる (*)

委 (ゆだ) ねる

ーーーーー

繰り返しになるが

 xxぬ ー> xxなる ー xxねる

が成り立つもの。

【重 (かさ) ぬ】 自動詞 ー> 重 (かさ) なる 自動詞 ー 重ねる 他動詞

【連(つら) ぬ】 自 / 他動詞 ー> 連 (つら) なる  自動詞 ー 連ねる 他動詞


<末尾>

古語、文語の完了の助動詞<ぬ> 

学研全訳古典辞典 

助動詞ナ変型

《接続》活用語の連用形に付く。


〔完了〕…てしまった。…てしまう。…た。


出典古今集 秋上


「秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」


[訳] ⇒あききぬと…。


 

 完了の助動詞「ぬ」の活用表 Wiki

完了










活用語の連用形ぬるぬれナ変型

  

否定 (打消)の助動詞<ず>の連体形が<ぬ>  Wiki


活用語の未然形 
ざら


ざり

 

ざる

ざれ
 
ざれ
特殊型
(無変化+四段+ラ変)

 

sptt


 

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