Friday, July 12, 2013
ready - 日本語にない形容詞
ready については以前のポスト<hungry, thirsty, ready - 日本語にない形容詞>で取り上げたが、
ready - 準備ができている
と書いただけで、何も解説していなかった。また別のポスト ”<できる>について” で
ところで、ready の訳はふつう<準備ができている>だ。また be ready to で<.....する準備(用意)ができている>になる。これは意味的には可能に近い。Supper is ready は<夕食の用意ができている>だが、I am ready to eat は<わたしはいつでも食べれる>(食べることができる、<食べられる>は受身に解釈されかねない)だ。<事情><状況><条件>がゆるす可能だ。<できて いる>が可能の<できる>に変わる可能性はかなり高い。
とも書いた。
今回 <ready - 準備ができている> を再検討してみる。
普通の簡単な英日辞典では
ready (形)、(意味:) 準備(用意)ができている、となっている。
しかし英語の ready は形容詞だが<準備(用意)ができている>は明らかに日本語では形容詞ではない。
Supper is ready -<夕食の準備(用意)ができている>は翻訳調の日本語で、普通(の家庭で)は
<準備>をひらがなで書くと大和言葉と思われる<したく>を使って<夕食の支度ができて(い)ます>とか、もっと簡潔に<夕食ができて(い)ます>で間に合う。
ところで日本語の表現の中に<xx しておく><xx してある>というのがあり、これを使って
夕食の支度をしておきました。
夕食の支度がしてあります。
夕食が作ってあります。
夕食を作っておきました。
夕食がこしらえてあります。夕食がこさえてあります。(夕食を、より夕食が、が日本語らしい)
といった言い方がある。
以上のことは<準備する><支度(したく)する>が<<xx しておく>で置き換えられるということだ。だが、<作っておく>と<準備する>や<したくする>とはやや意味が違うようだ。<夕食の準備(用意)ができている>は必ずしも<すぐ食べられる>というわけではない場合がありそう。 <材料や料理の準備(用意)ができている>という意味の場合がありうるからだ。<夕食が作ってあります>ならほぼ間違いなく<すぐ食べられる>。英語のSupper is ready もほぼ間違いなく<すぐ食べられる>。
料理のプロセスを考えると
1)準備(支度)- 材用の手配、仕込み、料理(調理)器具の準備、支度
2)料理
3)料理の完成
となり、<夕食の準備(用意)ができている>は1)の段階にとどまっていることもある。
ready to go - <行っておく>とは言えない
ready to accept - <とりあえず受けておく>の意味にもなりうる
sptt
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