受益表現の「くれる」「やる」「あげる」「もらう」(Wiki)
についてはかなり前のポストでいろいろ書いている。
Give and Take or <与える>と<取る>(2012)
xxてもらう、xxてくれる、xxてやる (2012)
Give and Take - 2, やる、くれる、あげる、さしあげる、もらう、いただく、くださる (2013)
xxてもらう、xxてくれる、xxてやる (2012)
Give and Take - 2, やる、くれる、あげる、さしあげる、もらう、いただく、くださる (2013)
読み返してみたがおもしろい。
Wiki の<くれる>、<やる>、<あげる>、<もらう>以外に、敬語だが、さしあげる、いただく、くださる、がある。
xxしてさしあげる
xxしていただく
xxしてくださる
さらには時代劇でぐらいしか聞かないが
xxしてつかわす
と言うのがある。コンピュータワープロでは<つかわす=遣わす>と出てくるので<遣 (や)る>だ。
これも補助動詞だ。
https://www.weblio.jp/content/%E9%81%A3%E3%82%8F%E3%81%99
(補助動詞)動詞の連用形に助詞「て」を添えた形に付いて、相手に対する動作を尊大な気持ちを含めて表す。…してやる。「書いて—・す」「ほめて—・す」
<くれる>、<やる>、<あげる>の原意は to give、<もらう>の原意は to be given になる。
<xxてくれる>は to be given ー> to be done for me に近い意味になる。別の使い方もある。
痛い目にあわせてくれる (ぞ) ー これは<痛い目をくれるぞ>であれば to give で元の意味が残っているが、<あわせてくれる>とすると to give の意味はなくなっている。
<xxてやる>、<xxてあげる>は to give ー> to do for you に近い意味になる