Monday, October 9, 2023

<xxている>、バスに乗っている、中国語(広東語、北京語)、英語

 

私が住む香港では<バスに乗っている>は広東語で

 我而家(yi4 ga1搭(daap3) 緊(gan2巴士 (Baa1 si2)

と言う 。フル センテンスで<私は今バスに乗っている(ところだ)>と言う意味。これはバスに乗っている時に電話で話をしている人が言うのを何どか聞いているので、一般的な言い方だろう。だがどうも違和感がある。

搭 (daap3) は動詞で<乗る>と言う意味。<乗っている>ではなく<乗る>という動作を示す。(搭>は他動詞で、<バスに乗る>は<に>がない<巴士>。気がつかなかったが、<ごとうじょうください>の<とうじょう>は<搭乗>だ。英語では to ride があるが、to ride on a busで自動詞だ。だが、to ride a bicycle では他動詞。私が使うのは to get on a bus で、<降りる>が to get off a bus で簡単だからだ。イギリスリ英語の香港では、地下鉄の<降りる>のアナウンスは to alight  とう聞きなれない語だ。日本語は<乗る>は自動詞で<バスに乗る>、そして基本的には<乗る>と言う動作をあらわすしたがって、元来<乗っている>、<乗っているところだ>は現在進行形で<乗る>と言う動作をしている (ところ) 、になるはずだが、どうもそうではない。<搭>以外では<坐 (cho5)>というのも聞くが、これはどうも北京語由来のようだ?
 
一方日本語の<乗っている>、<乗っているところだ>に違和感を感じないのは、慣れもあるが<乗っている>が
 
乗った、そして乗った結果の状態が今も続いている
 
という言い方だからだろう。一方広東語の方に違和感を感じるのは<緊(gan2)>が英語の現在進行形で、搭(daap3) 緊(gan2)、<乗っている>、<乗っているところだ>が元来の<乗る>と言う動作をし続けているの意味に聞こえるからだろう。

一方北京語の方は 
 
现在正在坐公交车 (公共汽车)。
 
で <>が一般的だ。こちらの方は<座り続けること>ができるので特に違和感はない。また<现在>は<今>、正在>は現在進行形をあらわす。最近勉強している<xxている>の意の<着>はこの文例では出てこない。
 
<乗り続ける>は、こまかいことだが、同じ人が<乗るという動作をつづける>場合、<乗り続ける>ことは<降り続けないと>できない。結局<乗り降りを続ける>必要があるが、多くの違った人たちが<乗り続ける>ことはできる。
 
一方英語の方は<乗っている>、<乗っているところだ>は
 
Now I am on a bus (the bus). 

になり<乗る>は出てこない。
 
<食べている>、<食べているところだ>も<食べ続けること>ができるので問題ない。
 
広東語: 而家食緊飯。今ご飯をだべているところだ / 食事をしているところだ。
 
 
つまりは<乗る>と<座る><食べる>には違いがある、ということになる。
 

 
 
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