Friday, May 10, 2013

<ある>、戦争と平和の存在



文法上で戦争と平和の存在の問題を考えてみる。

戦争がある。
平和がある。

簡単だがこれだけでも意味がある。<戦争>と<平和>の存在を表わしているのだ。

日本に戦争がある。
日本に平和がある。

あるいは

日本には戦争がある。
日本には平和がある。

と<に>を加えても、 ニュアンスは違うが依然<戦争>と<平和>の存在を表わしている。

 さて、次に

日本は戦争がある。
日本は平和がある。

はどうか? 

依然<戦争>と<平和>の存在を表しているようだが、どうもおかしい。日本が<戦争>、<平和>を所有しているように感じない(感じられない)だろうか? 日本語ではこのあたりでようやく<所有>の意識が少しばかり出てくる。

一方英語や中国語ははじめから

We (They)have a war. We (They)have wars.
We (They)have peace.

Japan has a war. Japan has wars.
Japan has peace.

有戦争。
有平和。
日本有戦争。
日本有平和。


となる。


sptt

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