Tuesday, December 18, 2012

<たつ>、<たてる>の多義性-1, 3次元動詞


<たつ>、<たてる>は日本語の多義語の代表のひとつだろう。

私が今使っているパソコンワープロの<たつ>、<たてる>を整理すると次のようになる。

立つ - 立てる
建つ - 建てる
絶つ - 絶てる - 絶たない
断つ
裁つ
経つ
発つ
たてる (茶)


1.意味による大分類

A.立つ - 立てる、建つ - 建てる - グループ

この二つは漢字では<立つ><立てる><建つ> <建てる>の区別があるが、下記の例に見るように、大体対象の大きさによるもので、基本的には同じ意味だ。ただし、対象が大きくなると単に横のものを縦にするというよりも、(無から有のモノを)作り出すという意味が加わる。

霜柱が立つ
家が建つ

鉛筆を立てる、筆を立てる
棒を立てる
竿を立てる
柱を立てる
旗を立てる
小さい塔を立てる
大きな塔を立てる、建てる
家を建てる

他動詞の<たてる>には上記の例に見られるように<横のものを縦にする>という基本的な意味がある。一方自動詞の<たつ>は<横のものが縦になる>という単純な意味ではない。

自動詞の<たつ>の意味

自然現象

香りが立つ 
風が立つ - 風立ちぬ
霧が立ちこむ
霧が立ち込める
霧が立つ
とげが立つ
波が立つ
ほこりが立つ

上記のうち<とげが立つ>、<波が立つ>が<横のものが縦になる>の意味が強いが、他は大体何かが(風、きり、ほこりの類)周囲に広がっていくといった現象を表している。

人体、人意現象 (比喩、慣用を含む

気が立つ 
気色だつ (ばむか?)
男根(ペニス)が立つ
鳥肌が立つ
歯が立たない
腹が立つ
腹が煮えくり立つ (かえるか?)

<気が立つ >、<腹が立つ >は<横のものが縦になる>の意味がある。<気が立つ >、<腹が立つ >は穏やかな状態(安定)が穏やかでない状態(不安定)に変わるといった意味もある。<男根(ペニス)が立つ>は説明省略。<鳥肌が立つ> は<波が立つ>の感じに近い。


慣用

a) 腕が立つ、口が立つ 、目がたつ

この<たつ>は上手、うまい といった意味。

b) 噂が立つ、疑惑が立つ

この<たつ>上記の自然現象<何かが周囲に広がっていくといった現象を表している>に近い。

c) メドが立つ、目鼻が立つ (つくか?)、計画が立つ

この<たつ>は<はっきりする>、<はっきりしてくる>、<明らかになってくる>といった意味。

d) 面子が立つ、面目がたつ

この<たつ>は他人から見てその人にとって有利なことが<はっきりする>、<はっきりしてくる>、<明らかになってくる>といった意味。

a) b) c) d)はごく大まかに大体同じ意味といえる。


B.絶つ、断つ、裁つ、経つ、発つ - グループ

<絶つ><断つ><裁つ>は<きる>が基本てきな意味で共通している。いづれも他動詞、

後を絶つ(断つ)
縁を絶つ(断つ)
酒を絶つ(断つ)
タバコを絶つ(断つ)
連絡を絶つ(断つ)

布を裁つ
裁ちばさみ

<経つ>は主に時間の経過を示す。自動詞。<経つ>はいかにも当て字だ。

時間がたつ
月日がたつ

<発つ>は主にxxから離れる(切れる)ことを示す。自動詞。<発つ>はいかにも当て字だ。

朝早くたつ
東京をたつ
北海道へ(に)たつ
旅立つ - 旅(に)立つ -旅立ち


<時間がたつ>、<月日がたつ>の<経つ>が<切る>と関係なさそうだが、<発つ>との関連で、xxから離れて(切れて)からの時間と考えたらどうか?

-----

いくつかの選択肢があるが、このポストでは一番おもしろそうな <自然現象-何かが周囲に広がっていくといった現象を表している><たつ>について考察を進める。次の表現を検討してみよう。

ざわめき立つ

<ざわめき立つ>はいかにも大和言葉的な表現かつ響(ひび)きだ。

音は<音が出る>、<音を出す>、<音がする>、<音をさせる>という表現もあるが、<たつ>、<たてる>を用いて

音が立つ - 音が立たないように歩く
音を立てる - 音を立たてないように歩く

 ともいう。 その他<音>、<たつ>、<たてる>関連では

がなり立てる
騒ぎ立てる
泣き立てる
わめき立てる

いびきを立てる
声を立てる

などの慣用表現がある。音は目に見えないものだが、香りや風も目に見えない。 最初に自然現象表現として

香りが立つ 
風が立つ 

を示した。この二つも大和言葉的な表現かつ響(ひび)きだ。目には見えるが細い粒子では

霧が立つ
ほこりが立つ
煙が立ちのぼる

がある。

<自然現象-何かが周囲に広がっていくといった現象を表している>は3次元での動きを示していることになる。

0次元動詞

以前のポストで<つく>について次のように書いた。


突く
着く
付く 、 関連語:付ける
就く
衝く (的を絞って突く、攻撃する)
尽 く 、関連語:尽きる、尽くす
憑く (もののけが(とり)つく)
搗く (こめ、もちなどをつく)
点く (火がつく、電気がつく)

漢字を使うと意味が違う、あるいは微妙に違うようだが、大和言葉としての<つく>はかなり大雑把な動詞、よくいえば、かなり一般化、抽象化された語だ。もとの大きな意味は共通している。<ある点のようなものに近づく、近づける>といったような意味だ。



<点を打つ>という表現もあるが<点をつける>はより大和言葉的だ。 <つく>、<つける>は点(0次元)関連の動詞だ。

見込みがつく - 見込みが立つ
見通しがつく  - 見通しが立つ
予想がつく - 予想が立つ
予定が付く - 予定が立つ
メドがつく - メドが立つ
計画がつく (X) - 計画が立つ
考えつく  - 考え立つ (X)
思いつく - 思い立つ

上記の例をよく考えてみると<つく>のほうは<点>的な、フォーカスされた表現であるのに対し<立つ>はこの感じは薄く、なんとなく広がっている感じだ。
 
 <出る>、<出てくる>は<現れる>、<見えるようになる>の意があるが、<立つ>のような3次元の現象感はうすく、<穴から出てくる>、<部屋から出てくる>、<日(太陽)が出てくる>といった表現に使われる場合が多い。 <出る>もかなりな多義語だ。


1次元動詞

また<ひく>に関連したポストでは次のように書いた。



3)線を引く

<線を引く>は<to pull>, <to attract>の<ひく>でも<to tract>, <to tag>の<ひく>でもない。
英語は<to draw a line>だ。Drawing は線によるスケッチだ。

線を描(えが)く、特に直線を描く場合、中国の書道(書法)や山水画の画法では筆を前方に押しながら描く特殊方法があるが(それなりに特殊効果があるようだ)、普通は手前に<引い>て描く。

線 を<かく、書く、描く>という言い方もあるが、この<書く>は曲者で、漢字で<書く>と書くとなにか文明を感じさせるが、もとはといえば<引っかく>の <掻(か)く>で、<引き><掻く>だ。<書く>と<掻く>は同源だろう。したがって、字を<書く>のも基本的な動作は<引く>だ。大昔は<引っ掻いて> 線や、絵や、字を<かい>たのだ。



<ひく>、<かく>は線(1次元)関連の動詞だ。


2次元動詞

2次元関連の動詞としては、

<塗る>、<掃く>(刷毛はハケ)、<なめる>がある。


3次元動詞

さて3次元だが、繰り返しになるが<たつ>は<何かが周囲に広がっていくといった現象を表している>ので3次元表現動詞の一つだ。自然現象以外でも次の例は3次元的な広がりに関係している。

噂が立つ
疑惑が立つ
評判が立つ


<たった>後は広がり

噂が広がる
疑惑が広がる
評判が広がる

---

さらに、少し気がつきにくいが<立つ>には<一斉に>、<そっろて>、<一面>にと言った意味が付随している。また、おとが伴う場合は<うるさい>、<騒々しい>の意味も加わる。



総立ちになる

子供が泣き立てる (ひとり以上の場合が多い)
子供が泣く
<子供があちこちで泣く>は間違いではないが<子供があちこちで泣きたてる>が表現豊かで、泣き声が聞こえてきそうだ。

鳥が鳴き立てる (一羽以上の場合が多い)
鳥が鳴く
<鳥があちこちで鳴く>は間違いではないが<鳥があちこちで鳴きたてる>が表現豊かだ。


sptt


参考<調査過程>


思いつくままに <たつ>、<たてる>を使った表現を書いてみる。

Day 1
霧が立つ
噂が立つ
たちまちのうちに(立ち待ち-<立って待っている短い時間ということか)
田園調布に家が建つ - 家を建てる
立ち去る
朝早くたつ(発つ)
立場がない
たちどころに(どの漢字がいいのか?)
目がたつ
腕が立つ
10
達人 (これは<達する>か?)
たたずまい (どの漢字がいいのか?)
たたずむ (どの漢字がいいのか?)
立ち振る舞い
立ち直る - 立て直す
立ちくらむ(眩む)
立ち騒ぐ
建物
立て込む
時間がたつ
20
立ち込める
立てこもる(籠る)
立ちんぼ
立てかける
立て続けに
立ち退く-立ち退ける
立ち止まる
立ち向かう
立ち上がる - 立ち上げる
建前
30
建て増す
建値
立て替える
建て替える
たてまつる(奉る)
霧が立ちこむ
霧が立ち込める
入れかわり立ちかわり(どの<かわり>か? 代わり、変わり、替わり)
立ち入り禁止
申し立てる
40
駆り立てる
押し立てる
引き立てる
突き立てる
夕立
旅立ち
目立つ
耳を立てる
口が立つ
鳥肌が立つ
50
波が立つ
言い訳が立つ -立たない
顔を立てる
腹が立つ
足が立たない
たて続けに (たて?)
立ち現れる
立ち消えになる
----
Day 2
立ち回る
立ち向かう
60
立ちはだかる
立ち紛らす
立ちまぎれる
立ち曇る
飛び立つ
降り立つ
いきり立つ
聳え立つ
そそり立つ
組み立てる
70
夕立
見立てる
思い立つ
そばだつ
取り立てる
たて壊す
打ち立てる
あわ立つ
切り立つ
毛羽立つ
80 
ささくれ立つ
先立つ
霜が立つ(霜柱が立つか?)
そそり立つ
そばだてる
積み立てる
立ち話
立ち食い
立ち飲み
立小便
90 
わめき立てる
沸き立つ
奮(ふるい)い立つ - 奮い立たせる
後ろ盾(だて)(盾は<立て>由来だろう)
際立つ
がなり立てる
もり立てる
炒りたて(豆)
男根(ペニス)が立つ
とげが立つ
100  
襟を立てる
ほこりが立つ
気が立つ
気色だつ
面子を立てる - 面子が立つ
面目がたつ
メドが立つ
タバコを断つ
酒を断つ
男を立てる
110
男を立てる
たてよこ(縦横)
縦(たて)にする - 横にする
毛羽立つ
音を立てる
いびきを立てる
言い立てる
駆り立てる
名を立てる
身を立てる - 身を立て、名を上げ
 120
後を絶つ
せき立てる
計画を立てる
立ち遅れる
立ち返る
立ち尽くす
立ち並ぶ
立ちふさがる
立ち見 
たちどころに
130  
立ち現れる
立ち寄る
立ち会う
裁ちばさみ
立ちのぼる
立ちすくむ
たてこわす
たってのお願い 
浮き立つ
帝位に立つ
140 
候補に立つ
煮え立つ
まくし立てる
腹が煮えくりたつ
成り立つ
香りが立つ 
立ち行く
xxの側にたつ
夢に立つ (夢に現れる)
煽り立てる
150  
まくし立てる
 ----
Day 3 (Day 2で出尽くした感じがしたがさらにもう一日考えてみた)
縁を断つ
立ち木
やぐらを立てる
塔を立てる
柱を立てる
棒をたれる
竿を立てる
旗を立てる
目鼻が立つ
目に立つようになる
 160  
逆立ち
立ち払う
仁王立ち
立ち往生
埋め立てる
義理を立てる - 義理立て
苦境に立つ
優位に立つ
月日がたつ
がけっぷちに立つ
170
たち惑(まど)う
頂点に立つ
めくじらを立てる
巣立ち 
風たちぬ 
足が立つ
思い立つ
断ち切れる - たち切(ぎ)れになる
疑惑が立つ
あてが立つ
180
歯が立たない
お膳立て
献立(こんだて)
たてつく
総立ち
気立てがいい
顔立ちがいい
Day 4 (追加)
ざわめき立つ

Day 5 (追加-2, 主に手持ちの辞書から)
舞い立つ
たつまき(竜巻)
立ち騒ぐ
渦巻き立つ
---
(たち-接頭語)
たちいたる
たちまさる
たちかえる
たち分かれる
たちきえる 
---
立ち行く - 立ち行かない
裁ちばさみ
奮(ふる)い立つ - 奮い立たせる
断ち現れる
声を立てる
かきたてる
見張りに立つ
立ち読み
鉛筆を立てる、筆を立てる 
ろうそくを立てる
証人を立てる
出来立て
泣き立てる
 ---
ありそうでない<たつ>、<たてる>慣用言葉

頭を立てる
首を立てる
たち起こる
たち広がる
たち出る- 立ちいでる
そろい立つ
立ちそろう

Day 6 (追加-3, 主に手持ちの辞書から)
役立つ
役に立つ
連れ立つ
たけりたつ
たぎりたつ
はやしたてる
かきたてる
あばきたてる
たてつけ - たてつける

Day 7 (追加-4, 主に手持ちの辞書から) 

企(くわ)だてる
騒ぎたてる
噂を立てる
筋立て
見込みが立つ
予想が立つ
予想を立てる
成り立つ
後ろ盾(たて)
仕立て上げる

Day 8 (追加-5, 主に手持ちの辞書から)

連れ立つ - 連れだって
席をたつ
東京をたつ

出来立て
作りたて
焼きたて
xxしたて
なりたて
xxになりたて


分類方法いろいろあるが、意味で分類すると収拾がつかなくなることがよくあるので、これは後回しにしてまず文法的に整理してみる。


1. 複合動詞(動詞+動詞)による分類

1)<たつ>、<たてる>が前に来る

 これは普通の辞書で並んで出てくるので漏れは少ないだろう。単純に<あいうえお>順に並べてみる。

<たつ>が前に来る - たち(<たつ>の連用形)xx

立ち会う
立ち上がる - 立ち上げる
立ち現れる (断ち現れる)
立ちいく - 立ちいかない 
たちいたる
立ちいでる
立ち入る - 立ち入り禁止
立ち遅れる
立ち返る
断ち切れる - たち切(ぎ)れになる
立ち消える - 立ち消えになる
立ち曇る
立ちくらむ(眩む)
(霧が)立ち込める
立ち去る
立ち騒ぐ
立ちすくむ
立ち尽くす
立ち止まる
立ち直る - 立て直す
立ち退く-立ち退ける
立ち並ぶ
立ちのぼる
立ちはだかる
立ち払う
立ちふさがる
立ち振る舞う - 立ち振る舞い
立ちまぎれる - 立ち紛らす
たちまさる
たち惑(まど)う
立ち回る
立ち向かう
立ち行(ゆ)く - 立ち行(ゆ)かない
立ち寄る
 たち分かれる

---
<たて>が前に来る - たち(<たてる>の連用形)xx

立て替える
建て替える
 立てかける
立て込む
(霧が)立てこもる(籠る)
たて壊(こわ)す
たてつく
たてつける
たて続く - たてて続けに
建て増す
たてまつる(奉る)


2)<たつ>、<たてる>が後ろに来る

これは普通の辞書で並んで出てこないので自分で探すのが早いようだ。

<たつ> 自動詞

いきり立つ
浮き立つ
渦巻き立つ
思い立つ
降り立つ
切り立つ
そそり立つ
聳(そびえ)え立つ
たぎりたつ
たけりたつ
連れ立つ
成り立つ
飛び立つ
連れ立つ
成り立つ
煮え立つ
奮(ふるい)い立つ - 奮い立たせる
沸(わ)き立つ


<たてる>
煽(あお)り立てる
あばきたてる
言い立てる
打ち立てる
埋め立てる - 埋め立て
押し立てる
書き立てる
掻き立てる
がなり立てる 
駆り立てる
組み立てる
企(くわ)だてる - 企くわ)だて
騒ぎたてる
仕立てる  - 仕立て
仕立て上げる
せき立てる
そばだてる
突き立てる
積み立てる  - 積み立て
取り立てる  - 取り立て
はやしたてる
奮(ふる)い立つ - 奮い立たせる
引き立てる
まくし立てる
見立てる
申し立てる  - 申し立て
もり立てる
わめき立てる


2. 動詞 - 複合動詞以外

1)自動詞  xx(名詞(体言)がたつ、xxがたたない

足が立たない
あてが立つ
あわ(が)立つ
言い訳が立つ -立たない
(田園調布に)家が建つ
腕が立つ
噂が立つ
気が立つ
霧が立ちこむ
霧が立ち込める
霧が立つ
疑惑が立つ
口が立つ
気色だつ - 面子を立てる
目がたつ
時間がたつ
鳥肌が立つ
波が立つ
腹が立つ
霜が立つ(霜柱が立つか?)
男根(ペニス)が立つ
月日がたつ
とげが立つ
歯が立たない
腹が立つ
腹が煮えくりたつ
ほこりが立つ
メドが立つ
目鼻が立つ
見込みが立つ
面子が立つ
面目がたつ
予想が立つ

<が>が省略されていると考えられる語
泡(が)立つ
風(が)立つ - 風たちぬ
際(きわ)(が)立つ
気色(が)たつ - 気色だつ
毛羽(けば)(が)立つ
ささくれ(が)立つ

 <に> + たつ
がけっぷちに立つ
頂点に立つ
帝位に立つ候補に立つ
目に立つようになる苦境に立つ
見張りに立つ
役に立つ
夢に立つ (夢に現れる)
xxの側にたつ

<に>が省略されていると考えられる語
朝早く(に)たつ(発つ)
逆立ち - 逆(さかさに)立つ
先立つ - 先(に)立つ
旅立つ - 旅(に)立つ -旅立ち
目立つ - 目(に)立つ
役立つ

<を> + たつ
席をたつ
東京をたつ (発つ)


2)他動詞  xx(名詞(体言)を断てる、xx(名詞(体言)を絶つ、断つ断つ、裁つ

家を立てる
いびきを立てる
噂を立てる
鉛筆を立てる、筆を立てる
男を立てる
音を立てる
義理を立てる - 義理立て
計画を立てる
声を立てる
竿を立てる
証人を立てる
塔を立てる
名を立てる
柱を立てる
旗を立てる
棒をたれる
身を立てる - 身を立て、名を上げ
耳を立てる
めくじらを立てる
面子を立てる - 面子が立つ
ろうそくを立てる
予想を立てる
やぐらを立てる
ろうそくを立てる

タバコを断つ
酒を断つ
後を絶つ
縁を断つ

<を>が省略されていると考えられる語
巣立ち


3.名詞(体言)- 主に慣用

立ち往生
立ち木
立ち食い
立小便
立ち飲み
立ち話
立ち見  
立ち読み
立ちんぼ

立場(がない)

裁ちばさみ

達人 (これは<達する>か?)

たつまき(竜巻) - 立つ巻き

たてつけ
建値
建前
建物

たてよこ(縦横)
縦(たて)にする - 横にする

 顔立ち(がいい)
気立て(がいい)
逆立ち
巣立ち
総立ち
仁王立ち
夕立

後ろ盾(だて)(盾は<立て>由来だろう)
お膳立て
筋立て
献立(こんだて)


4.その他 -  慣用、主に副詞用法

炒りたて(豆)
入れかわり立ちかわり(どの<かわり>か? 代わり、変わり、替わり)
たたずまい (どの漢字がいいのか?)
たたずむ (どの漢字がいいのか?)
たちどころに(どの漢字がいいのか?)
たちまちのうちに(立ち待ち-<立って待っている短い時間ということか)
たってのお願い 
たて続けに(たて?)
出来立て


I cannot stand it.


sptt





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